麺を食べ終えたからといって、ここで箸を置いては「はなび」を語ることはできない。丼の底に残された台湾ミンチと濃厚なタレ。そこにスタッフへ声をかけて投入してもらう「追い飯(小ライス)」こそが、この体験を完璧なフィナーレへと導く鍵だ。
白飯が残ったタレを一滴残らず吸い上げ、一口食べれば麺とはまた異なる米の甘みと辛味のフュージョンが広がる。無料で提供されるこのサービスを体験せずして退店するのは、映画のエンドロールを見ずに映画館を後にするようなもの。最後の最後まで完璧に計算し尽くされた味のドラマがそこにはある。