空前のボブブームが続く美容業界だが、その内部構造は確実に変化している。これまでの切りっぱなしスタイルや重めのAラインボブから、軽やかさと洗練度を併せ持つ進化型スタイルへの移行が顕著だ。株式会社リクルートが展開する「HOT PEPPER Beauty」の検索データを見ても、検索ワードの組み合わせにおいて急上昇しているのが「レイヤー」と「前下がり」の掛け合わせである。
また、InstagramなどのSNSを見ると、スタイリング動画やリアルなイメチェン動画が数多く拡散されている。特に30代から40代の大人女子にとって、髪のボリューム感や顔まわりのたるみ、骨格のカバーは切実な課題だ。従来の直線的なボブでは叶わなかった「首長効果」と「毛先のエアリー感」が同時に手に入る点が、SNS世代の共感を呼んでいる。