ブームの原点を探ると、やはり若者文化の発信地である心斎橋に行き着く。空前のふわふわ食感ブームを爆発させた「幸せのパンケーキ」は、無添加素材とニュージーランド産高純度マヌカハニーのホイップバターで全国にその名をとどろかせた。生地の軽やかさと奥深い甘みのバランスは、今なお色褪せない看板の味だ。
一方で、数量限定のプレミアムパンケーキで一世を風靡した「gram」の存在も見逃せない。厚みのある生地が三段に重なる視覚的インパクトは、当時のスイーツ界に衝撃を与えた。大阪府内から始まったこれらの先駆的な試みが、全国へ、そして世界へと広がるパンケーキカルチャーの確固たる礎となった。