指立て伏せ、逆立ち腕立て伏せ、高速ミット打ち。幼少期から課されてきたメニューは、大人ですら悲鳴を上げる過酷なものだった。それゆえに「成長阻害」や「怪我」を疑う声が常に付きまとったのも事実だ。
しかし、実際の指導方針は無謀な根性論とは対極にある。体幹の安定性を最優先し、関節へのダイレクトな加重を避けながら、自重を極限までコントロールする技術を磨く。怪我を未然に防ぐためのストレッチやアイシング、専属スタッフの目を通した栄養摂取など、アスリート顔負けのケア体制が敷かれている。病気説を唱える人々が想像するような「破滅的な肉体破壊」は、そこには存在しない。