『鬼滅の刃』が名作と呼ばれる大きな理由の一つが、敵役である「鬼」たちのバックボーンの深さです。人間時代の悲劇や葛藤が丁寧に描かれることで、敵でありながら多くの読者の涙を誘いました。
十二鬼月の中で最も高い人気を誇るのが、上弦の参・猗窩座(あかざ)です。武の道を極めようとする誇り高い姿勢と、人間時代の切なすぎる過去(狛治と恋雪の物語)が明かされたことで、敵キャラクターの枠を超えた同情と称賛が集まりました。
さらに、圧倒的な狂気と美しさを併せ持つ上弦の弐・童磨や、剣士としての嫉妬と執念に生きた上弦の壱・黒死牟など、無限城編で繰り広げられた死闘を通じてキャラクターの解像度が上がり、敵陣営への熱狂的な考察が現在も活発に行われています。