現代の大学施設において、地域社会との断絶は衰退を意味する。同キャンパスが実践するスポーツ施設管理・運営のモデルは、学問の府と市民生活をつなぐ架け橋そのものだ。専任の管理体制のもと、利用ルールの厳格化とオープンな受け入れ態勢という、一見相反する要素が見事なバランスで成り立っている。
芝生の養生期間を綿密に設定しながら、年間スケジュールの中で地域のアマチュアリーグや育成年代の大会に門戸を開く。無秩序な開放ではなく、プロフェッショナルなグラウンドキーパーの手による管理があるからこそ、利用者は常にベストな状態でプレーできる。地域住民がスタンドから声を枯らして声援を送る光景は、大学が街の誇りとなっている証左だろう。