「愛とか恋とか」というタイトルが示す通り、この楽曲は過度にドラマチックな言葉遣いを避け、日常の中に転がっている不器用な愛おしさを淡々と、しかし情熱的に歌い上げている。ボーカルの竹中雄大は歌詞の構想段階において、誰しもが経験する日常の摩擦やささやかな喜びを素直な言葉で描き出すことに全力を注いだ。
サビで繰り返される印象的なフレーズは、飾られた「大恋愛」ではなく、一緒にご飯を食べたり、くだらないことで笑い合ったりする穏やかな時間の価値を問いかける。竹中雄大特有のハイトーンボイスが吹き込まれることで、歌詞一行一行に圧倒的なリアリティと切なさが宿り、聴く者の心にストレートに響いてくるのだ。彼の表現したかった真意は、愛という概念を仰々しく定義することではなく、目の前にある存在をただ大切に思う純粋な熱量そのものにあった。