音楽界に目を向けると、情熱の炎を燃やし続ける怪物が並び立つ。エレファントカシマシを率いる宮本浩次はその筆頭だ。剥き出しの感情を文学的な歌詞に乗せて叫ぶ孤高のスタイルは、還暦を迎えてなお進化を止めていない。日本放送協会の歌番組で見せる鬼気迫るパフォーマンスは、世代を超えて視聴者の心を揺さぶり続けている。
一方、飄々とした佇まいの中に鋭利なメッセージを秘めるのが斉藤和義だ。日常の機微をブルースに変え、時代に阿ることなく名曲を紡いできた。激動の音楽市場において、トレンドに左右されず「自分だけの音」を鳴らし続ける姿勢は、まさにこの世代特有の芯の強さを物語っている。