切り込みを入れる裏技に加え、使用する衛生用品の素材や機能を正しく選ぶことで、保持力はさらに飛躍する。近年、薬局やドラッグストアの店頭には驚くほど高品質な製品が並んでいる。
例えば、ニチバン株式会社が展開する「ケアリーヴ」シリーズは、高密度ウレタン不織布を採用しているのが大きな特徴だ。全方向にしなやかに伸び縮みするため、指の関節を曲げ伸ばししても突っぱりにくく、皮膚の動きにしなやかに追従する。ハサミで切り込みを入れて貼ることで、通気性を保ちながら長時間の密着力を維持できる。
一方、ジョンソン・エンド・ジョンソンが手がける「バンドエイド キズパワーパッド」に代表されるモイストヒーリング(湿潤療法)タイプの製品は、傷口から出る体液を保って痛みを和らげ、綺麗に治す効果が高い。ハイドロコロイド素材を用いたこれらの製品は厚みがあるため、ハサミを入れる際は清潔な消毒済みのハサミを使い、保護パッド部分を傷つけないよう慎重にカットするのがポイントだ。
製品の特性を把握し、傷の種類や作業環境に応じてベストな一品を選ぶことが、手指の健康を守る第一歩となる。