「岐阜」の由来を知ると、今度は実際に正しく書けるかどうかが気になるところだ。特に「阜」という漢字は、常用漢字でありながら日常で単独で書く機会が少ないため、大人の書き間違いが頻発している。
漢字検定を実施する公益財団法人 日本漢字能力検定協会などの分析を見ても、「阜」は上部の画数や縦画の突き抜け方でミスが起こりやすい字形として知られる。総画数は8画。「𨸏(ぎふのふ・こざとへん)」の原形でもあるこの漢字は、一番上の「ノ」に続いて「一」を書くステップを踏むが、横画の長短やバランスを崩すと別の漢字に見えてしまう。大人向けの漢字ドリルや各種試験を扱う出版・教育メディア産業でも、引っ掛け問題の定番として長年取り上げられ続けている。