名店と呼ばれる日本料理店では、家庭の調味レシピに加えて風味の奥行きを演出する「隠し味」が忍ばせてあります。手軽に取り入れられる代表的な技法をまとめました。
- 昆布出汁の底上げ(5cm角の昆布1枚):内釜の底に乾燥昆布を1枚敷いて炊き上げることで、グルタミン酸が米の芯まで浸透し、たけのこのイノシン酸・グアニル酸との相乗効果で旨味が何倍にも増幅します。
- 粗挽き鶏ひき肉または鶏もも肉の少量追加(100g程度):植物性の出汁に動物性の脂と旨味が加わることで、食べ応えのあるメイン級の炊き込みご飯へと昇華します。
- 炊きあがり直後の「追いバター&黒胡椒」アレンジ:和食の枠を超え、洋風のピラフ感覚で楽しむ最新のトレンドです。10gの有塩バターを蒸らし時に落とし、黒胡椒を振ることで豊かなコクが生まれます。
- 生の刻み生姜と桜えびのトッピング:炊飯時に千切り生姜を加えると爽やかな辛味がアクセントになり、乾煎りした桜えびを散らせば春らしい彩りと香ばしさがプラスされます。
もち米をブレンドする場合は、白米2合に対して「もち米1合」の比率がベストバランスです。もち米を配合する際の水加減は、通常のおこわ目盛りまたは白米3合目盛りよりわずかに下(約50ml減)に設定すると、ベタつかず極上の粘りとコシが生まれます。