水疱瘡と帯状疱疹は何が違う?初期症状・うつる仕組みと最新予防策

水疱瘡と帯状疱疹は何が違う?初期症状・うつる仕組みと最新予防策

水疱瘡と帯状疱疹は何が違う?初期症状・うつる仕組みと最新予防策とはどのようなものなのか? 詳しい意味を簡潔に解説します。

水疱瘡(水痘)と帯状疱疹は、まったく別の病気のように扱われることが多いものの、原因となる病原体はどちらも水痘帯状疱疹ウイルス(Varicella-zoster virus:VZV)です。両者の決定的な違いは、体内における「感染ステージ(初感染か再活性化か)」にあります。

人間が生まれて初めてこのウイルスに感染したときに発症するのが「水疱瘡」です。感染するとウイルスは血流に乗って全身に広がり、顔、頭皮、体幹を中心に強い痒みを伴う水ぶくれを多発させます。一般的な免疫反応によって水疱瘡の症状そのものは1〜2週間程度で治癒しますが、ウイルスが体内から完全に消滅することはありません。

水疱瘡が治った後、ウイルスは感覚神経を伝って脊髄近くにある神経節(後根神経節や三叉神経節)へと潜り込み、何十年もの間、冬眠のような「潜伏感染状態」を維持します。そして加齢や過労、病気などによる帯状疱疹 原因 ストレス 免疫力低下を契機としてウイルスが再び目覚め、神経を破壊しながら皮膚へと這い出してくる病態こそが「帯状疱疹」です。

両疾患における水疱瘡と帯状疱疹の潜伏期間の概念も大きく異なります。水疱瘡は他者からウイルスを吸い込んでから約2週間(10〜21日間)の潜伏期間を経て発症します。一方で帯状疱疹は外部からの感染ではなく、体内に数十年間眠っていたウイルスが自身の免疫力低下によって再活動するため、一般的な「潜伏期間」ではなく「免疫低下のタイミング」で発症するという生体防御の構造を持っています。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。