船上から巨大な艦艇を間近で撮影・鑑賞するためには、乗船時の座席確保が極めて重要な要素となります。「どこに座るのが正解か」という疑問に対し、航路パターンから導き出される結論は「2階オープンデッキの後方、進行方向右側(右舷席)」です。
呉中央桟橋を出航した船は、まず「アレイからすこじま」方面へ向かい、係留されている潜水艦群の真横を右舷側に見ながら航行します。日本で唯一、現役の潜水艦を間近で見られるエリアであり、甲板で整備を行う隊員の姿や艦首・セイル部分の質感を至近距離で捉える絶好の撮影スポットとなります。
その後、船は呉造船所(旧呉海軍工廠)の大屋根ドックや沖合の係留泊地へと進み、ヘリコプター搭載護衛艦(ひゅうが型や、空母化改修が進むいずも型「かが」)や最新鋭の「もがみ型護衛艦」、訓練支援艦、補給艦などの間を旋回します。船は復路でUターンするため左舷側にもシャッターチャンスは訪れますが、往路で接近するタイミングのほうが光線状態(順光)になりやすい時間帯が多く、右舷後方をキープすることが推奨されます。
なお、荒天時や真冬・真夏は1階船内席も有効です。大型ガラス窓越しでもクリアな視界が保たれており、冷暖房の効いた空間でガイドのアナウンスに集中できるメリットがあります。