静岡の教室で何が起きていたのか?公立高校「定員割れと激戦」が物語る地方教育の曲がり角

静岡の教室で何が起きていたのか?公立高校「定員割れと激戦」が物語る地方教育の曲がり角

静岡の教室で何が起きていたのか?公立高校「定員割れと激戦」が物語る地方教育の曲がり角について見逃せない 注意点を厳選して解説いたします。

静岡高校、浜松北高校、沼津東高校、富士高校――。伝統を背負うトップ進学校の周辺には、依然としてピンと張り詰めた空気が漂っていた。志願倍率は1.1倍から1.3倍台を維持。定員減の煽りを受けながらも、難関大学を目指す層の志望動機は揺らがない。上位校は依然として「落ちる試験」であり続けている。

だが、視線を少し郊外や伊豆半島、遠州北部に移せば、景色は一変する。定員を大幅に割り込む普通科が珍しくなくなった。かつて地域の中核を担っていた高校ですら、定員充足率8割を切るケースが散見される。学力を問わず「出願すれば入れる」状況が恒常化することは、生徒の学習意欲や学校文化の維持にどんな影響を与えるのか。教壇に立つ教員たちの表情には、隠しきれない苦渋が滲んでいた。

中川 明日香
著者

中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。