地方空港に対して向けられる定番の疑念が「慢性的な大赤字で税金を垂れ流しているのではないか」という指摘です。開港当初は搭乗率の低迷とリーマンショックが重なり厳しい収支が続きましたが、現在の収支構造は大きく変化しています。コンセッション方式の導入により、ターミナルビル運営や商業施設、駐車場などの非航空系収入が大幅に改善し、空港単体としての営業ベースでは着実な自立化が進んでいます。
近隣の巨大拠点空港である羽田空港や中部国際空港(セントレア)と比較した際、富士山静岡空港がどのようなポジショニングにあるのかを以下のデータ比較表にまとめました。
このデータが示す通り、巨大空港が抱える「混雑」「長い徒歩移動」「高額な駐車料金」という三大ストレスから完全に解放されている点こそが、静岡空港の真の強みです。数字の規模競争では勝負にならなくても、居住地域によってはトータルの移動コストと所要時間で大空港を圧倒する体験を提供しています。