一楽ラーメンを巡る情報の中で、最も混同されやすいのが「作中のラーメン」と「福岡実在店舗のメニュー」の整合性です。
作中でナルトが頼む定番は「味噌チャーシュー大盛り」です。博多のラーメン店で味噌が看板メニューになっていることに対し、県外のラーメンファンからは「後付けのタイアップ設定ではないか」と疑われるケースがあります。しかし、これは明確な誤解です。一楽ラーメンチェーンは、ナルトの連載開始(1999年)よりはるか昔の昭和・平成初期から、豚骨スープをベースにしたオリジナルの味噌ラーメンを提供しており、地元では「一楽に行ったら味噌かチャンポン」と言われるほど定着していました。岸本先生自身が学生時代、お金を工面して頼んだご馳走こそが、まさにその味噌チャーシューだったのです。
もう一つの盲点は、海外店舗との混同です。中国・上海などにオープンした公式ライセンスの一楽ラーメン店舗や、海外の非公式ファンショップのニュースが日本のWEBニュースに断片的に流れた際、「本家の福岡店が海外進出した」と誤認するユーザーが続出しました。福岡の有限会社一楽ラーメンが直接海外展開を行っているわけではなく、IPホルダー(集英社・スタジオぴえろ等)による公式ライセンス事業と、福岡の老舗店舗は経営母体が異なります。