SNS、ガールズちゃんねる、大手知恵袋掲示板に投稿された無数の書き込みを定点観測すると、幻想に囚われ続けた人々の切実な叫びと、白馬の王子様ネットの反応まとめから見えてくる残酷な現実があります。
掲示板で散見されるリアルな当事者の告白には、胸を締め付けられるような後悔が綴られています。
「20代の頃は『もっといい人がいるはず』と申し受けを断りまくっていた。気がつけば38歳になり、マッチングアプリでも同年代のハイスペ男性からは見向きもされず、50代以上からしかアプローチが来ない」(30代後半・会社員手記)
「減点方式で相手を見てしまい、少しでも服のセンスが悪かったり、割り勘を提案されたりすると即座にブロックしていた。完璧な人なんていないと頭では分かっていても、感情がついていかない」(30代前半・公務員)
ネットの議論で指摘される「白馬の王子様症候群の末路」とは、単に結婚できないことだけにとどまりません。減点方式で他者を品定めし続けた結果、他者への不信感と被害妄想が肥大化し、「自分を正当に評価してくれない世間が悪い」と認知を歪ませてしまう孤立化のサイクルです。40代を迎え、周囲の既婚友人たちが子育てや住宅購入などのライフステージを進める中、自分だけが過去の栄光と架空の理想の間で立ち尽くす喪失感は、想像以上に深刻な精神的ダメージをもたらします。