セパレート浴衣をさらに本格的に見せるための核心が「帯周り」の演出です。現在のトレンドである「しわ兵児帯(へこおび)」と、定番の「作り帯(つけ帯)」の2大パターンについて、1人でも綺麗に仕上げるテクニックをまとめました。
抜け感としなやかさを生む「兵児帯」のリボン返し結び
くしゅくしゅとした質感のしわ兵児帯は、結び目が多少歪んでもそれがニュアンスとして生きるため、初心者にとって最高の味方です。
まず、帯の長さを左右均等になるように持ち、胴に2周巻き付けます。前でギュッと1回固結びをした後、蝶々結び(リボン結び)を作ります。ここからがプロの技です。垂れ下がった2本の帯端のうち、1本を下からリボンの結び目にくぐらせて上へ引き抜く「リボン返し」を行います。こうすることで結び目の結節部が隠れ、上部にボリュームのあるドレープが生まれます。最後に帯全体を時計回りに回して背中へ移動させれば、ふんわりとした立体的な後ろ姿の完成です。
安定感抜群!「作り帯」の差し込みと浮き防止策
金具を差し込むだけの作り帯は最もスピーディーですが、「歩いているうちに金具がグラグラして帯が落ちてくる」というトラブルが起きがちです。
これを防ぐには、まず胴に巻く帯板付きのパーツをしっかりと巻き、付属の紐を背中側で固く結んで帯の内側に深く押し込みます。その上で、背中の帯の隙間にリボン部分の金具(プラスチックフック)を帯板と帯の間に深く突き刺すように差し込んでください。リボンに付いている固定紐は前へ回し、帯の上線に沿わせてきつく結んだ後、帯の奥底へ完全に隠すのが美しく見せる鉄則です。