なぜ八の字結びは最強と呼ばれるか?現場で選ばれる理由と失敗防止策

なぜ八の字結びは最強と呼ばれるか?現場で選ばれる理由と失敗防止策

なぜ八の字結びは最強と呼ばれるか?現場で選ばれる理由と失敗防止策について徹底解説いたします。詳細な分析をお届けします。

八の字結びには、ロープの末端にコブを作る「単体」、輪を作る「二重八の字結び(インライン/オン・ア・バイト)」、ハーネスなどの環に通す「トレース式」があります。ここではすべての基本となる2大結索手順を整理します。

1. 単体八の字結び(ストッパーノット)の手順

ロープの端抜けを防止するための最も基本的な結び方です。

  1. ロープの末端から約20cmの場所で輪(ループ)を1つ作ります。
  2. 末端側のロープを、本線の下をくぐらせて外側から1回転(360度)巻き付けます。
  3. 最初に作った輪の中に、末端を「上(表)から下(裏)」へ通します。
  4. 両端を均等に引き締めると、数字の「8」の形状が現れて完成します。

2. 二重八の字結び(トレース式:ハーネスへの結束)

クライミングなどで支点やハーネスに直接結びつける確実な手順です。

  1. 末端から約1mほどの位置で、まず緩めの単体八の字結びを作ります。
  2. ロープの末端をハーネスのタイインポイント(連結部)に確実に通します。
  3. 通した末端を、先ほど作った八の字結びのルートに沿って完全に逆向きにトレース(追従)させます。
  4. 2本のラインが重なってねじれないよう指先で整えます。これを「ドレッシング」と呼びます。
  5. 余った末端の長さがロープ径の10倍以上(約10〜15cm)残っていることを確認し、4本のロープを個別に引いて強固に締め込みます。
山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。