秒針を噛むコード完全攻略!簡単カポから丸サ進行の魔力まで解剖

秒針を噛むコード完全攻略!簡単カポから丸サ進行の魔力まで解剖

秒針を噛むコード完全攻略!簡単カポから丸サ進行の魔力まで解剖の注目されている理由をコンパクトにまとめました。全体像を一目で把握できます。

『秒針を噛む』のコード進行詳細まとめを作成するにあたり、まず把握すべきは原曲キーがF#m(嬰ヘ短調)/平行調としてA major(イ長調)である点です。楽曲全体を貫く基幹パターンは、ポピュラー音楽界で「最も耳馴染みが良く哀愁を誘う」と称されるIVM7 - III7 - VIm7 - I7(いわゆる丸サ進行のバリエーション)を土台に構築されています。

サビの基本コード進行を度数(ディグリーネーム)と原曲キー実音で書き起こすと、以下のシークエンスが基本単位となります。

【サビ・基本コード進行(原曲キー)】
| Dmaj7 | C#7 | F#m7 | A7(またはA/E、Em7 - A7) |

この4小節ループが基本形ですが、ぬゆりによる編曲の真髄は、4小節目に挿入される「ツー・ファイブ(ii - V)の経過和音」や、F#m7から低音弦が順次下降していくクリシェ的なアプローチにあります。単に三和音(D - C# - F#m - A)で演奏してしまうと原曲特有の都会的で退廃的なニュアンスが消え去り、泥臭いロック調に変貌してしまいます。洗練された現代J-POPの響きを生み出すには、maj7(メジャーセブンス)の浮遊感と、ドミナントセブンス(C#7)が醸し出す強烈な緊張感(ドミナントモーション)の対比を正確に鳴らし切る必要があります。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。