異業種交流会が気持ち悪い真の理由|マルチ潜入の闇と見分け方

異業種交流会が気持ち悪い真の理由|マルチ潜入の闇と見分け方

異業種交流会が気持ち悪い真の理由|マルチ潜入の闇と見分け方の全体像を丁寧に掘り下げてご紹介します。

異業種交流会と銘打たれたイベントの実態は、どのようなプレイヤーによって構成されているのでしょうか。大手イベント告知プラットフォームや都内・主要都市のレンタルスペースで開催されるオープン型交流会(参加費1,000円〜3,000円程度)を対象にした現地取材と、参加者ヒアリングをもとに分類した実態データが以下の通りです。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価マルチ・副業勧誘者の割合会場全体の約40%〜55%を占めるケースが頻発主催側規約では「完全禁止(0%)」が通例規約は形骸化しており、身分を偽って潜入するプロ勧誘員の温床となっている単発営業・即売り目的層全体の約25%〜30%(保険、不動産、HP制作等)協業・シナジー模索が名目協業ではなく「今月のノルマ達成のための見込み客探し」に終始しているナンパ・出会い目的層男性参加者の約10%〜15%(週末夜の会で急増)ビジネスマッチング目的マッチングアプリの規制強化に伴い、身元確認の緩い交流会へ流入している純粋な発注者・決裁権者全体のわずか5%未満(ほぼ絶滅状態)20%〜30%の存在を期待有能な経営者ほど時間を浪費するオープン会を避け、紹介制の場に限定して活動する

国民生活センターおよび各地の消費生活センターに寄せられる「マルチ商法・副業関連の相談件数」は、2020年代半ばを過ぎても年間数万件ペースの高止まりを続けています。特筆すべきは、従来のような強引な街頭キャッチセールスから、アプリや「カフェ会」「朝活交流会」といったカジュアルな出会いの場を経由したトラブルへと手口がシフトしている点です。

都内のIT企業で働く30代男性は、現場の生々しい実態を次のように告白します。
「名刺交換をした瞬間、相手の目がパッと輝いたんです。最初は新規事業の協業アイデアについて熱心に聞かれ、自分の仕事が評価されたと錯覚しました。しかし後日、新宿のホテルのラウンジに呼び出されると、『実は私のメンターで、年商数億円を稼ぎながら世界中を旅している事業家がいる。特別に引き合わせたい』と告げられました。現れたのは派手なスーツを着た中年男性で、延々と『労働収入の限界』と『不労所得の仕組み』を説かれ、30万円のスターターキット契約を迫られました。ビジネスの話など最初から存在しなかったのです」

松本 悠斗
著者

松本 悠斗

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。