発情期の夜鳴きや興奮を抑えようと焦るあまり、ネット上の不確かな情報を鵜呑みにして愛猫を危険に晒すケースが多発しています。特に以下の2点については、重大な健康被害や行動悪化を引き起こすため絶対に避けるべきです。
危険な誤解1:綿棒による擬似交尾(強制排卵誘発)
インターネットの掲示板や一部の動画等で「綿棒でメス猫の生殖器を刺激すると発情が収まる」といった情報が拡散されることがあります。これは交尾刺激による排卵(偽妊娠状態への移行)を人工的に狙った民間療法ですが、膣粘膜の損傷、細菌感染による子宮蓄膿症の誘発、膣破裂など、取り返しのつかない重篤な事故に繋がる極めて危険な行為です。獣医学的見地からも厳禁とされています。
危険な誤解2:夜鳴きやスプレーに対する体罰や叱責
大きな声で怒鳴る、ケージを叩いて脅かす、霧吹きで水をかけるといった行為は百害あって一利もありません。発情行動はホルモン分泌による無意識の本能行動であるため、叱責によって抑制されることは不可能です。むしろ飼い主に対する恐怖心と不信感を植え付け、別の問題行動(攻撃行動や不適切な排泄)を重症化させる引き金となります。