実際のメール作成において、どのような言い回しを選択すべきか。相手との関係性や連絡の緊急度に応じた実践的な文例を提示します。
1. 社内の上司へ進捗を伝える場合(上司への正しい敬語)
社内コミュニケーションでは、装飾を削ぎ落とした明瞭さが最重要です。上司への連絡で「させていただきます」を繰り返すと、業務のスピード感を損ないます。
【NG例】
「先ほどクライアントとの面談が終わりましたので、取り急ぎ進捗をご連絡させていただきます」
【好印象な言い換え例】
「クライアントとの面談が先ほど終了いたしましたので、進捗の概要をご報告いたします。詳細な議事録は追って共有いたします」
2. 時間を空けて再度伝える場合(追ってご連絡いたします・改めてご連絡いたします)
確認に時間を要する案件では、単に引き延ばすのではなく、相手への配慮を込めた表現を用います。
【NG例】
「社内で確認の上、明日またご連絡させていただきます」
【好印象な言い換え例(社外・重要顧客向け)】
「ご提示いただきました条件につきまして、至急担当部署と確認を進めております。確認が取れ次第、追ってご連絡いたします」
「内容を精査いたしまして、本日17時までに改めてご連絡申し上げます。恐れ入りますが、いましばらくお待ちいただけますと幸いです」
3. 取引先からの連絡に対する返信(連絡させていただきます 返信)
相手から「詳細が決まったら知らせてください」と言われた場合のみ、「させていただきます」の使用条件である「相手の許可」が成立します。ただし、それでもスマートにまとめるなら以下の形が理想的です。
【返信文例】
「日程調整の件、快くご快諾いただき感謝申し上げます。社内参加者のスケジュールを確定させた上で、明日正午までに改めてご連絡いたします」