女優としての転機となったのが、テレビ朝日とABEMAの共同制作ドラマ『M 愛すべき人がいて』での眼帯秘書役だ。狂気を孕んだ怪演とともに話題を集めたのが、ボディラインを強調したタイトな衣装の数々だった。田中は視聴者の視線を引きつけるフックとして自身の身体性を巧みに利用し、作品の熱量を引き上げることに成功している。
その後もAmazon Prime Videoなどの配信プラットフォームを含む多彩な作品に出演を重ね、役柄ごとに異なる質感の佇まいを提示し続けている。衣装の着こなしひとつを取っても、キャラクターの心理描写と密接に結びついており、単なる露出に頼らない表現の深みを獲得している点は見逃せない。