春を告げるこぶしの花言葉と白木蓮との違い|由来や育て方を解説の注目されている理由をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。
春先に公園や並木道で白い花を見かけた際、最も頻繁に混同されるのが「ハクモクレン(白木蓮)」と「タムシバ(噛柴)」です。いずれも同科同属で遠目には区別がつきにくいですが、近寄って花と枝の構造を観察すれば誰でも一目瞭然で見分けることができます。
最も直感的なこぶしとハクモクレンの見分け方は、「花の咲き方」と「花の根元にある小さな葉の有無」です。ハクモクレンの花は肉厚で大きく(約8〜10cm以上)、上向きに咲いて完全には開き切りません。一方、コブシの花は小ぶり(約6〜10cm)で花弁が薄く、四方八方に横向きや斜め上に広がり、平らに開き切る特徴を持ちます。そして最大の見分けのポイントは、「コブシは花首の真下に必ず小さな若葉が1枚添えられている」点にあります。ハクモクレンには開花時にこの葉が一切見られません。
樹種名花の特徴と開き方花下の葉の有無・萼片主な自生環境・見分けの勘所コブシ(拳)径6〜10cm。花弁6枚。全方向に横向きで平らに全開する。花の付け根に若葉が1枚つく。小型の萼片3枚。平地〜山地、公園樹。花弁の基部がほんのり薄紅を帯びることが多い。ハクモクレン(白木蓮)径8〜15cm。肉厚な花被片9枚。上向きのまま開き切らない。開花時に葉はつかない。萼片も花弁と同形。中国原産の植栽樹。コブシより開花が1〜2週間早く、ボリューム感が圧倒的。タムシバ(別名ニオイコブシ)径6〜10cm。強い芳香。コブシと酷似するが白さが際立つ。花の付け根に葉はない。花弁6枚、小型萼片3枚。主に多雪地帯の深山に自生。葉を噛むと甘みがあることから「噛柴」と呼ばれる。