この独創的な保育モデルの舵を取るのが、社会福祉法人どろんこ会だ。同会を率いる安永愛香理事長は、「にんげん力」を身につける教育の重要性を繰り返し訴えてきた。過保護になりがちな現代の育児観に揺さぶりをかけ、「自立し、他者を惹きつける人間」を育てるための現場づくりを徹底している。
全国展開を進める同法人だが、各地域の風土に合わせた園作りに妥協はない。ただ預かる場所から、地域社会と一体となって人間を育てる拠点へ。安永氏の明確なビジョンと揺るぎない確信が、現場の保育士たちの熱量となって日々の保育活動へと注ぎ込まれている。