2026年ふたご座流星群の極大ピークはいつ?方角・月齢と観測の極意

2026年ふたご座流星群の極大ピークはいつ?方角・月齢と観測の極意

2026年ふたご座流星群の極大ピークはいつ?方角・月齢と観測の極意について押さえておきたい 注意点を分かりやすく解説いたします。

ふたご座流星群には、天文学上きわめて特異なバックボーンが存在します。一般的に流星群の母天体(塵をまき散らす親となる天体)は氷と塵でできた「彗星(ほうき星)」ですが、ふたご座流星群の母天体は「小惑星ファエトン(3200 Phaethon)」であることが判明しています。

1983年に赤外線天文衛星IRASによって発見されたファエトンは、軌道計算の結果、ふたご座流星群のダストトレイル(塵の軌道)と完全に一致しました。岩石の塊であるはずの小惑星が、なぜ大量の流星を生み出す塵を放出したのか――この謎は世界の天文学界で長年議論されてきました。

現在では、ファエトンが太陽に極めて近い軌道(水星よりも太陽に接近する位置)を通過する際、強烈な太陽熱によって表面の岩石が熱疲労で粉砕され、塵となって宇宙空間に放出されたという説が有力視されています。日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が進める深宇宙探査計画「DESTINY⁺(デスティニー・プラス)」の探査対象にも選ばれており、学術的にもいま世界から最も注目される流星群です。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。