深夜の医薬品調達に関しては、ネット上で広く信じられている誤解がいくつかあります。誤った知識に基づいた行動は、症状の悪化を招く危険があります。
誤解1:処方箋は交付から何日後でも夜間に持ち込める?
処方箋の使用期間は、発行日を含めて原則4日間と法律で定められています。これには土日祝日も含まれます。「昼間は忙しいから、有効期限最終日の深夜23時に駆け込めばいい」と考える人がいますが、これは極めて危険です。処方された医薬品の在庫がその店舗にない場合、深夜では他店からの取り寄せや疑義照会(医師への確認)が取れず、有効期限切れで調剤不可能になる事故が頻発しています。
誤解2:救急外来を受診すれば院内処方で薬が必ずもらえる?
医薬分業が高度に進んだ現在、深夜救急指定病院であっても院内調剤を行わず、「院外処方箋」を発行して地域の夜間薬局へ行くよう指示されるケースが一般的です。受診前に、受診先病院の近隣に提携している夜間開局薬局があるかどうかを医師や看護師に確認しておく必要があります。