市場を牽引するカゴメ株式会社と株式会社伊藤園の2大メーカーは、この栄養課題に対して高度な加工技術で挑んできた。カゴメの「野菜一日これ一本」や伊藤園の「1日分の野菜」は、生野菜350g分の原料を凝縮させたフラッグシップ商品として広く知られている。
両社ともに、加熱によって増加するリコピンやβ-カロテンなどの脂溶性栄養素の吸収率に着目。生のトマトやニンジンをそのまま食べるよりも、加熱濃縮されたジュースの方が効率よく体内に取り込まれる栄養成分も存在するのだ。減少しがちなビタミンCについても、技術改善や再配合によって品質安定化が図られている。