八坂神社が一年で最も過密を極めるのが、年末年始の初詣期間です。大晦日の夜から元旦にかけて執り行われる伝統行事「をけら詣り」には全国から数十万人の参拝者が押し寄せます。この期間における車でのアクセスは、平時とは全く異なる厳戒態勢が敷かれます。
ここで見落としてはならない決定的な情報が、京都市営円山駐車場の大晦日夜間閉場です。過去の公式交通対策資料および現地の運用実績に基づくと、円山駐車場は「大晦日の21時から元日の朝7時まで閉場」となり、この時間帯は一切の入出庫が不可能になります。年越し参拝に合わせて「神社の真横に停めておこう」と突入した車両が門前払いを食らい、東大路通の車列をさらに悪化させる事態が毎年のように発生しています。
SNSやネット掲示板上でも、現場の過酷さを物語るドライバーのリアルな証言が散見されます。
「元日の午後に軽い気持ちで車で向かったら、東大路通がピクリとも動かず、300メートルの距離を進むのに1時間かかった」(30代男性・京都市内)
「円山駐車場にようやく入れたと思ったら、土日祝料金で青天井。参拝と食事で数時間停めただけで数千円が消し飛んだ。お正月の京都に車で来るのは無謀だった」(40代女性・大阪府)
さらに正月三が日や祇園祭の期間中は、四条通(八坂神社前〜烏丸通)や東大路通の一部で大規模な車両通行止め・歩行者専用道路化が実施されます。この時期の八坂神社周辺は「駐車場を探す」以前に「道路に入れない」状態となるため、初詣におけるマイカー利用は事実上、推奨されません。