松嶋菜々子の芸能界入りの原点は、高校1年生のときに受けたスカウトでした。まもなくファッション誌『ViVi』の専属モデルとして活動を開始し、170cmを超える日本人離れした高身長と均整の取れたスタイル、清楚な顔立ちで瞬く間に頭角を現します。昔の写真や誌面を振り返ると、当時のトレンドであった太眉やナチュラルメイクが彼女の素朴な美しさを際立たせており、すでに圧倒的な華を備えていたことが分かります。
モデル活動と並行して大きな転機となったのが、1992年に選出された「旭化成水着キャンペーンガール」への起用です。当時の水着キャンペーンガールは若手タレントの登竜門として知られ、彼女が披露した健康的な水着姿は健康美と爽やかさの象徴として世間の男性のみならず同世代女性の憧れの的となりました。このキャンペーンガール時代に培われたカメラの前での堂々たる立ち振る舞いや表現力は、その後の女優キャリアへ見事に直結していきます。