インターネット上のQ&AサイトやSNSでは、ブザービートのルールに関して少なからず誤解が見受けられます。代表的な2つの誤認を正しく把握しておくことで、試合観戦の解像度は一気に上がります。
誤解1:「ブザーが鳴り終わるまでにボールがゴールネットを通過しなければならない」
これは明らかな誤解です。ルール上問われるのは「ボールが手から離れた瞬間」のみであり、ボールが放物線を描いて空中を飛んでいる間にどれだけ時間が経過しても問題ありません。ブザーが鳴り響いてから2秒後にリングへ吸い込まれたとしても、放たれた瞬間に時間が残っていれば堂々たる正規の得点です。
誤解2:「残り0.2秒あればパスを受けてジャンプシュートが打てる」
NBAおよびFIBA公式規則には「トレント・タッカー・ルール」と呼ばれる規定が存在します。人間がボールをキャッチしてシュート動作を起こすには最低でも0.3秒が必要と定義されているため、残り時間が0.2秒以下の場合、パスを受け取って放つ通常のジャンプシュートは認められません。この状況で得点を成立させるには、空中で直接ボールをリングに押し込む「タップイン」や「アリウープ」に限定されます。