公共交通機関の定番である鉄道ですが、新千歳空港から富良野へのJRアクセスを検討する際、初心者が最も陥りやすい落とし穴が「乗り換え回数と接続の悪さ」です。
かつて運行されていたルートや南回りのイメージを持つ方もいますが、JR根室本線の富良野〜新得間は鉄道営業が廃止されバス転換されたため、鉄道のみで南側から富良野へ入ることはできません。現在の正規鉄路ルートは、新千歳空港駅から「快速エアポート」で札幌方面へ向かい、途中の白石駅または札幌駅で函館本線の特急「ライラック」や「カムイ」に乗り換え、滝川駅でJR根室本線の普通・快速列車に再度乗り換えるルートとなります。
ここで旅行者を悩ませるのが、滝川駅での接続時間です。特急から根室本線への乗り継ぎがスムーズであれば所要時間は約2時間40分ほどで収まりますが、地方路線の根室本線は普通列車の本数が限られています。接続が悪い時間帯に当たると、滝川駅のホームや待合室で40分〜1時間近く待たされる事態が発生し、トータル所要時間が3時間半を超えてしまいます。
一方、ラベンダーが見頃を迎える夏のハイシーズン(6月下旬〜8月頃)には、札幌駅と富良野駅を直通で結ぶ臨時特急「富良野ラベンダーエクスプレス」が運行されます。新千歳空港から札幌駅へ快速エアポートで出れば、乗り換え1回で富良野駅まで直行可能です。ただし、この列車は観光客に極めて人気が高く、指定席の争奪戦は熾烈を極めます。旅行日程が決まり次第、JR北海道の予約サイト「えきねっと」で発売開始日(乗車日の1ヶ月前)に座席を押さえる段取りが欠かせません。