本作のもうひとつの大きな見どころは、実力派揃いのキャスト陣と、日本語吹き替え版の豪華なキャスティングです。キャラクターの背景にある哀哀とユーモアを完璧に表現した布陣が作品の質を一段引き上げています。
原語版では、失意の主人公ベンを『ユダ&ブラック・メシア』でアカデミー賞ノミネート歴を持つラキース・スタンフィールドが繊細に好演。お調子者の神父ケントをオーウェン・ウィルソン、水晶玉の霊媒師マダム・レオタをオスカー女優ジェイミー・リー・カーティス、そして最凶の亡霊ハットボックス・ゴーストの怪異を怪優ジャレッド・レトが怪演し、重厚な演技合戦を繰り広げました。
一方、日本国内で高評価を集めた吹き替え版キャストも圧巻の顔ぶれです。
- ベン役:片岡愛之助(歌舞伎俳優としての確かな発声と、主人公の抱える孤独と優しさを見事に表現)
- ハリエット(霊媒師)役:土屋アンナ(エネルギッシュで頼れる霊媒師をハスキーかつ華やかに熱演)
- ケント(神父)役:八代拓(軽薄さと人の良さが同居する独特の間合いを的確にアプローチ)
- ブルース(教授)役:温水洋一(歴史オタクで小心者な教授のコミカルな挙動を抜群のシンクロ率で体現)
声優ファンや映画ファンからも「声のキャラクター付けが完璧で、原語のニュアンスを一切損なっていない」と絶賛されており、字幕版と吹替版の双方で見比べる価値が十分にあります。