スーパーやコンビニのチルド飲料コーナーに並ぶ紙パックのコーヒー牛乳を手に取るとき、多くの消費者が抱くのは「牛乳にほんのりコーヒー風味がついているだけのおやつ飲料」という認識です。しかし、原材料表示を確認すると明確に「コーヒー」または「コーヒー抽出物」の文字が記されています。甘みで苦味がマスキングされているだけであり、コーヒー牛乳のカフェイン量はゼロではありません。
乳業メーカー各社が加盟する公正取引協議会の規約によると、店頭で「コーヒー牛乳」と総称される製品の多くは、法的な種類別名称において「乳飲料」または「コーヒー飲料」に分類されます。
このコーヒー飲料と乳飲料の違いは、原材料中の乳固形分とコーヒー豆の使用割合によって厳格に規定されています。無脂乳固形分と乳脂肪分を合わせた「乳固形分」が3.0%以上のものは「乳飲料」、乳固形分が3.0%未満で100g中にコーヒー生豆を2.5g以上使用したものが「コーヒー飲料」となります。いずれの規格であっても、コーヒー生豆由来のエキスが配合されている以上、抽出成分としてのカフェインが液体内に残存することは避けられません。
一般的なブラックコーヒーと比較すると含有濃度は低めですが、「カフェインフリーの麦茶や白湯と同じ感覚でがぶ飲みする」のは避けるべきです。