1階から4階にかけて蜘蛛の巣のように張り巡らされたモール内には、多種多様なトレーディングカードを専門に扱う店舗がひしめき合っている。最新の市場調査をもとに全店舗の店頭ラインナップを追跡すると、かつてないほどの二極化が進んでいることが浮き彫りとなった。一般的なパック商品やスタンダードデッキ向けのカードが安定供給される一方で、初期の限定プロモやPSA10(最高鑑定品)の買取価格は前年比でさらに高騰を見せている。
特に目を引くのは、店舗ごとの得意分野の明確化だ。旧裏面のヴィンテージ品に特化した専門店から、モダンな海外版や競技用シングルカードの在庫を潤沢に揃えるショップまで、狭小スペースながらそれぞれの店が独自の目利きで商品を厳選している。店頭に提示された買取価格表を比較すると、同一のレアカードであっても店舗ごとの在庫状況や顧客層によって数万円単位の価格差が生じていることが確認できた。