「酸素系だからどんな服でも大丈夫」と過信するのは禁物です。色柄物に使えるとはいえ、特定の条件が揃うと激しい色落ちや生地の劣化を引き起こします。
色落ちが発生する主な理由は、染料の定着が弱い素材(インド綿、麻、藍染め、草木染め製品など)に過炭酸ナトリウムのアルカリ成分が強く作用してしまうためです。また、金属製のファスナー、ボタン、スナップが付いた服を粉末酸素系漂白剤に浸けると、金属と過炭酸ナトリウムが急激に酸化還元反応を起こし、金属が黒ずむだけでなく、接触している周囲の布地が変色したり穴が空いたりする原因になります。
失敗を防ぐため、初めて洗う色柄物は以下のチェックリストを確認してください。
- 洗濯表示の確認:「酸素系・塩素系漂白剤の使用禁止(三角にバツ印)」がないか。
- 素材の確認:毛(ウール)、絹(シルク)などの動物性繊維はタンパク質が主成分のため、粉末酸素系を使うと繊維が溶けて縮みます。これらには中性の「液体酸素系漂白剤」を使用すること。
- 目立たない場所での色落ちテスト:濃い色の服は、お湯で溶いた漂白剤を綿棒などで裏地の見えない部分につけ、5分後に白いタオルで軽く叩いて色が移らないか確認する。