会場を歩いていて目立つのは、欧米やアジア圏からの訪日客の多さだ。特にヨーロッパのインテリアショップのバイヤーや、アジアの富裕層向けコレクターたちの視線は熱い。円安の追い風に加え、有田焼が持つ圧倒的な耐久性と職人技の精密さが、世界的なハイエンド市場で再評価されているためだ。
「機械生産では絶対に真似できない、薄さと強度の両立。これが有田の真骨頂だ」。パリから訪れたバイヤーはそう絶賛する。現地での商談も活発に行われており、陶器市は単なる観光イベントを超えて、グローバルな工芸ビジネスの商談場としての側面を強めている。