観光ガイドの定番メニューだけでは満足できない旅人にお勧めしたいのが、地元住民が密かに通うローカルフードの裏側だ。代表格である「黒豚サムギョプサル」も、有名チェーン店を離れ、住宅街の小道に潜む老舗店へ足を踏み入れると全く異なる表情を見せる。炭火の香ばしさと共に噛み締める肉の旨味は、分厚い肉質のジューシーさを際立たせる。
また、海女たちが早朝に採りたてのウニやサザエを使って作る「あわび粥」や「ウニわかめスープ」は、極上の優しさとコクを誇る。観光化された大型店舗では味わえない、素材本来の圧倒的な新鮮さと深い出汁の味わいは、早起きして港近くの小さな食堂を探す価値が十分にある。