醤油麹の実力を最も鮮烈に実感できるのが、肉や魚の主菜です。下味付けの段階で麹に漬け込むことで、筋繊維がほぐれて驚くほどジューシーに仕上がります。日々の献立で絶大な支持を集める定番の3品をご紹介します。
1. 柔らかジューシー!鶏もも肉・鶏むね肉の香ばしソテー
醤油麹の鶏肉レシピの中でも、リピート率No.1を誇るのがこのソテーです。パサつきがちな鶏むね肉でも、驚くほどしっとり柔らかな食感に仕上がります。
【材料(2人分)】
鶏もも肉(または鶏むね肉):1枚(約300g)、醤油麹:大さじ2、おろし生姜:小さじ1/2、おろしにんにく:小さじ1/2、油:小さじ1
【作り方】
鶏肉はフォークで全体を数カ所刺し、一口大の削ぎ切りにします。ポリ袋に鶏肉、醤油麹、生姜、にんにくを入れて袋の上からよく揉み込み、空気を抜いて冷蔵庫で30分から一晩寝かせます。焼く直前に、肉の表面についた余分な麹を手やキッチンペーパーで軽く拭い取ることが失敗を防ぐ最大のポイントです。フライパンに油を熱し、皮目を下にして弱めの中火でじっくり焼き、焼き色がついたら裏返してフタをし、弱火で3〜4分蒸し焼きにして中まで火を通します。
2. 豚ロース・豚バラ肉の極上漬け込み焼き
冷めても脂が固くならず、お弁当のおかずとしても絶大な人気を誇る醤油麹を使った豚肉の漬け込みレシピです。
【材料(2人分)】
豚ロース生姜焼き用肉(または豚バラ肉):250g、醤油麹:大さじ1.5、みりん:大さじ1、すりごま:小さじ1
【作り方】
バットまたは保存袋に醤油麹とみりんを混ぜ合わせ、豚肉を1枚ずつ広げながら絡めます。漬け込み時間は15分〜30分程度で十分芯まで浸透します。フライパンに少量の油を薄く引き、弱火でじっくりと加熱します。醤油麹とみりんは非常に焦げやすいため、強火は厳禁です。両面に香ばしい焼き色がつく程度に返しながら火を入れ、仕上げにすりごまを振って完成です。豚肉の脂の甘味と醤油麹のコクが融合し、調味料はこれだけで専門店レベルの深い味わいに仕上がります。
3. 魚の切り身(鮭・タラ・サバ)のふっくらグリル
魚料理の悩みである「身のパサつき」と「生臭さ」を一度に解消する魚の切り身を美味しく仕上げる醤油麹の焼き方です。
【材料(2人分)】
生鮭(または生タラ、生サバ):2切れ、醤油麹:大さじ1.5、酒:小さじ1
【作り方】
魚の切り身の表面のドリップをペーパーでしっかり拭き取ります。酒で溶いた醤油麹を魚の全面にまんべんなく塗り、ラップで包んで冷蔵庫で20分から1時間ほど馴染ませます。焼く際は、表面の麹を軽くペーパーで拭い落とします(麹がついたままだと直火で真っ黒に焦げて苦味の原因になります)。魚焼きグリルまたはクッキングシートを敷いたフライパンに並べ、弱火でじっくり時間をかけて火を通すことで、身がふっくらと膨らみ、極上の旨味が閉じ込められます。