Q1:イタリアと中国の世界遺産数は逆転する可能性がありますか?
A1:極めて高い確率で逆転の可能性があります。イタリア(60件)と中国(59件)の差はわずか1件です。ユネスコが推薦枠を制限しているため一気に差が開くことはありませんが、中国は自然遺産や広大な文化的景観の候補地を多数ストックしており、今後の審議結果次第で首位が入れ替わる局面は十分に考えられます。
Q2:日本の世界遺産が今後トップ10入りする見込みはありますか?
A2:短期間でのトップ10入りは容易ではありません。現在10位のイラン(28件)とは2件差ですが、イランをはじめとする競合国も継続して推薦を行っています。また、ユネスコの優先枠が未代表地域へシフトしているため、年間1件ペースの審査基準のなかでは着実な維持と厳選された推薦が求められます。
Q3:世界遺産条約の締約国のうち、世界遺産が1つもない国はどれくらいありますか?
A3:条約締約国195カ国以上のうち、世界遺産を1件も保有していない国は約25カ国存在します。主に小規模な島嶼国や財政・政情が不安定な開発途上国であり、ユネスコはこれらの国々に対する推薦書作成支援やキャパシティ・ビルディングを重点課題として掲げています。