手に入れた極上の一粒を味わう際、温度管理こそが最大のポイントとなる。冷蔵庫から取り出してすぐに口へ運ぶのは避けたい。16℃〜18℃前後の室温に15分ほど置き、表面の緊張をほほぐしてから味わうのが鉄則だ。ナッツの持つ良質な脂質が適度に緩み、口に含んだ瞬間から香気が爆発的に広がる。
ペアリングの妙も愉しみたい。深煎りナッツの香ばしさが際立つプラリネには、エチオピアやケニア産の中深煎りハンドドリップコーヒーがよく合う。一方で、スモーキーなアイラモルト・ウイスキーや、熟成したカルヴァドスと合わせれば、カラメルのほろ苦さとアルコールの温かみが溶け合い、至福のひとときを約束してくれる。