2000年代初頭の冬の時代を経て巻き起こったのが、ネオビジュアル系ブームの経緯です。the GazettE、ナイトメア、シド、アリス九號.らが牽引したこの潮流では、ラウドロックやミクスチャー、ポップスを巧みに取り込み、日本武道館公演を成功させるバンドが続出しました。
このブームを理解する上で外せないのが、ファンの間で定着したコテ系・白系・オサレ系ジャンル解説です。
・コテ系(コテコテ系):黒髪、エナメルや革の衣装、包帯、血糊など、ダークで退廃的な王道の様式美を愚直なまでに追求するスタイル。Dir en greyの初期やMadeth gray'llなどが代表例。
・白系:白を基調とした中世貴族風の衣装や、透明感のあるメロディアスな楽曲が特徴。耽美で幻想的な世界観を構築し、Laputaや初期のFANATIC◇CRISISなどが親しまれました。
・オサレ系:2000年代半ばに台頭。カラフルでポップなストリートファッション、明るく前向きな歌詞、キャッチーなメロディを押し出し、Baroqueやアンティック-珈琲店-がブームを牽引しました。
これらの細分化されたサブジャンルは、バンドごとの明確な差別化を促し、ファンのコミュニティを強固に結束させる基盤となりました。