ココイチが外食業界で唯一無二のポジションを維持し続けている最大の要因は、宗次氏が考案した独自の暖簾分け制度「ブルームシステム(Bloom System)」にあります。
一般的なフランチャイズ(FC)チェーンは、加盟金を支払えば未経験の外部オーナーでも開業できます。しかしココイチでは、直営店で正社員として働き、接客・調理・店舗マネジメント・経営理念の徹底といった厳しい社内等級試験をクリアした人物にしか独立の権利が与えられません。
夫婦での独立を推奨する文化も特徴的で、夫が厨房、妻が接客や帳簿を担うといった「二人三脚の信頼経営」を徹底。この仕組みにより、以下のような強みが生まれています。
- 極めて低い廃業率:現場オペレーションを熟知しているため、開業後の脱落が極めて少ない
- ブレない店舗クオリティ:全オーナーが創業理念である「ニコニコ・キビキビ・ハキハキ」を体現
- 本部と現場の信頼関係:現場の苦労を知る元店長たちがオーナーとなるため、ロイヤルティを巡る対立が起きにくい
現場発信のお客様アンケート(アンケートハガキ)を創業者が毎日すべて自ら読み、即座に店舗改善へ繋げていた姿勢は、現在も壱番屋の経営理念と高い顧客満足度の根幹として息づいています。