社会の過酷さを告発する一方で、彼はきわめて現実的な処方箋も用意している。『幸福の「資本」論』で提示された「金融資本」「人的資本」「社会資本」という3つのフレームワークは、金融・投資業界の論理を個人の人生設計に応用した画期的な概念だ。
資産運用によって自由を得るための金融資本。好きな仕事で稼ぐ力を高める人的資本。そして家族や友人、コミュニティとの絆を意味する社会資本。これら3つの資本をいかに組み合わせて分散投資するか。人生の幸福度を客観的に測定し、戦略的に最適化する思考法は、混沌とした時代を生き抜く道標となっている。