利根川幸雄というキャラクターの人気をさらに決定づけたのが、後にアニメ化もされた公式スピンオフ漫画『中間管理録トネガワ』の大ヒットです。理不尽な暴君・兵藤会長と、個性の強すぎる黒服部下たちの間で板挟みになる「中間管理職としての苦悩」をコミカルに描いた本作は、サラリーマン層を中心に社会現象となりました。
このスピンオフの認知が広がるにつれ、ファンの間では「香川照之主演で『中間管理録トネガワ』の実写版が見たい」という熱烈な待望論が幾度となく浮上しました。本編で見せた圧倒的なエリート感と、香川さんが得意とするコミカルな百面相の芝居が見事に合致することから、ネット上では「キャストの再現度は100点満点になるはず」と噂が絶えませんでした。
公式による本格的な実写ドラマ化や映画化の実現には至っていませんが、スピンオフのコミカルな利根川像が存在するからこそ、映画『カイジ 人生逆転ゲーム』で見せた本気の利根川の凄みがより一層際立つという相乗効果を生んでいます。