一般的に広く普及しているクイックマッサージや整体と、タイ古式マッサージにはどのような構造的な違いがあるのでしょうか。決定的な違いは、「点」でアプローチするか、「全身の連動(ライン)」でアプローチするかという設計思想にあります。
タイ古式マッサージ 普通のマッサージ 違いを語る上で欠かせないのが、タイ伝統医学における「セン(エネルギーライン)」という概念です。人体には「プラーナ(生命エネルギー)」が循環する無数の通り道が存在するとされ、その中でも主要な10本の基本ラインを「セン」と呼びます。現代の解剖生理学における「筋膜連鎖(アナトミートレイン)」や神経・血管の走行ルートと驚くほど一致しており、肩こりや腰痛であっても患部だけを揉むことはせず、必ず足裏やふくらはぎから丹念にアプローチを開始します。
足元から血流とリンパの循環を促し、全身の緊張を解いたうえでダイナミックなストレッチを加えるため、筋肉の深層部(インナーマッスル)まで柔軟性が行き届くのが特徴です。