時計の針を巻き戻すと、伊勢谷友介 逮捕 経緯は2020年9月に遡ります。自宅リビングの机の引き出しから乾燥大麻が発見され、大麻取締法違反(所持)の容疑で現行犯逮捕。同年12月、東京地裁は懲役1年・執行猶予3年の有罪判決を言い渡しました。法廷で深々と頭を下げた姿は連日メディアを席巻し、進行中だった映画や広告の違約金・賠償問題は億単位に上ると報じられました。
この事件がもたらした最大の痛手の一つが、2009年に彼自らが立ち上げた社会的事業会社「リバースプロジェクト(REBIRTH PROJECT)」との関係性です。衣食住や環境問題、地域再生をテーマに掲げ、エシカルな社会起業家としての地位を築いていた伊勢谷氏でしたが、逮捕を受けて代表職を辞任。同社は抜本的な経営陣の刷新と組織再編を余儀なくされました。
しかし、3年間にわたる沈黙の期間中、彼は社会から逃避することなく、ボランティア活動や自然環境との対峙を通じて自らの内省を深めていたと関係者は証言します。2023年12月に執行猶予の3年間を満了したことで法的なペナルティは一段落を迎え、表現者としてのセカンドステージが幕を開けました。