赤身肉のように見える豚ハラミだが、分類上は内臓肉(ホルモン)に属する。具体的には、豚の横隔膜の背側にあたる部位だ。農林水産省の食肉格付基準や流通データを見ても、カルビやロースに比べてヘルシーでありながら、旨味成分であるアミノ酸が豊富に含まれていることがわかる。
しかし、内臓肉特有のドリップや筋の存在が、家庭調理における最大の難敵となる。焼肉・ホルモン料理の専門店では、この部位を出す際に必ず念入りな処理を施している。精肉業界のプロたちが「下処理なしで焼くのは旨味を捨てているようなもの」と口を揃える理由がそこにある。