修猷館高校の同窓会組織「修猷館同窓会」は全国的な結束力を誇り、経済界や法曹界、メディア界において極めて強固なネットワークを形成しています。現在も第一線で社会を動かしているキーマンをジャンル別に取り上げます。
【政界・官界の重鎮たち】
国政の場では、民主党政権で国家戦略担当大臣などを歴任し、国民民主党の要職を務める古川元久氏(衆議院議員、大蔵省出身)や、防衛副大臣を務めた自民党の鬼木誠氏(衆議院議員)が同校の卒業生です。かつて自民党副総裁として政界を動かした山崎拓氏をはじめ、官僚機構のトップである事務次官クラスや法曹界にも数え切れないほどの人材を送り込んでいます。
【経済界を牽引するトップリーダー】
企業の命運を握る経営陣にも錚々たる名前が並びます。特筆すべきは、赤字続きだったJR九州を観光列車「ななつ星 in 九州」の運行や多角化戦略によって黒字化し、見事に東証一部上場(現プライム上場)へと導いた唐池恒二氏(元JR九州社長・会長)です。唐池氏の破天荒かつ情熱的なリーダーシップはビジネス界でも名高く、講演や著書で語られる「気魄(きはく)」の根底には修猷館時代の学びがあると評されています。さらに、出光興産の歴代幹部や大手金融機関、エネルギー関連企業の首脳陣にも卒業生が名を連ねています。
【メディア・文化・芸能の個性派】
堅牢なエリート養成校というパブリックイメージを覆すように、表現やエンタテインメントの世界でも異彩を放つ人材が目立ちます。
- 井上公造(芸能ジャーナリスト):テレビの情報番組で長年トップリポーターとして活躍。綿密な取材力と鋭い洞察力で芸能界の裏側を報じ続けました。
- ひぐち君(お笑いコンビ・髭男爵):関西学院大学へ進学後、芸人としてブレイク。近年では「名誉ソムリエ」「ワインエキスパート」の資格を活かし、日本のワイン文化の振興において専門家としてテレビやイベントに引っ張りだこの活躍を見せています。
- 帚木蓬生(作家・精神科医):東京大学仏文科、九州大学医学部を卒業した異色の経歴を持ち、吉川英治文学新人賞や山本周五郎賞を受賞。『閉鎖病棟』『国盗り物語』など、人間の深層心理を暴く名作を世に送り出しています。
- 地元アナウンサー陣:福岡放送(FBS)の財津ひろみアナウンサーや、RKB毎日放送の田畑竜介アナウンサーなど、福岡の地元局で朝・夕の顔として親しまれるアナウンサーにも多くの修猷館出身者が在籍しています。